長く通っていただけるようになると、少なからず生徒の”素”というものがでてきます。
男の子は、たいていやかましくなり、女の子は、そのままおとなしいか明るくなるか、です。
バランスは必要ですが、塾だからずっとおとなしくしていることはないですし、
かといってはしゃぐのも違います。
”素”は、実はマイナス思考だったり、意外と将来について考えていたり、
生徒様々なので、そういった部分に触れ、「この子はこう考えているのだなぁ」と思うのが、
私たちとしても結構な楽しみであります。
同時に、「この子はこうしたら伸びるなぁ」とも考えているので、
そこはアドバイスとして本人たちに話したり、コメントに残したりしています。
「自習記録」に残しているコメントなんかは、その時々に応じて書いているので、
参考にして、やってみてくれると嬉しいですね。
”素”に触れて、「もったいないな」と思うこともあります。
勉強面でいうと、やはり小学校の内容でしょうか。
単純な九九で無意識に違う答えを出してしまっていたり、
漢字の書き取り練習が少ない(?)がために、漢字が思うように書けなかったり、
面積の公式が言えなかったり・・・
昨日ブログに書いた、「質問に来る」子でも、分からない問題をひもといていくと、
実は小学校の内容が分からないがために、答えを導けないケースもあります。
証明なんかは、図形の性質を覚えている必要がありますからね。
小学校だから遊びを優先、なんてしていると、必ず中学に上がってそのツケが来ます。
小学校で分からない部分は、小学校のうちに確実にしておくことです。
たぶん家では、塾での真剣な表情はあまり見せていないと思います。
だから、私たちが見ている生徒と、親御さんがたが見ている生徒は、
かなりギャップがあると思います。
まあ、当然と言えば当然ですが。。。
声を大にして言えるのは、
「どの子も真剣に問題を解き、授業をして受けている」
ということです。
授業を妨害するなんてことはないですし、遊びほうけることもありません。
ネムネムだったらほんの少し勉強から離れて話をしますし、
かといってやかましくなることもないです。
生徒にとっての本性は、きっとどちらも本物でしょう。
もしかしたら、本当はがんばりたいけど、人の目を気にしてやらない、
そんな子もいるかもしれません。
私たちとしては、授業はもちろん真剣にやって、できる問題を一つでも多く増やしてほしいです。
ただ、それだけの関係では、塾に来るのもつまらないと思っています。
だから、学校の授業や部活について聞いたり、お土産をいただいた際には、
お出かけした場所やその感想を話したりして、コミュニケーションをはかります。
私たちも、生徒たちのことを知りたいですし、生徒たちも、ちょっとは私たちのことを知りたいでしょう(笑)
だから、話をして、大人はこんな考えを持っているんだ、
先生たちはこんなふうにして中学生の時を過ごしていたんだ、
そんなことを少しでも思ってくれたらいいですね。
家以外に、居場所があるように、、、そんな塾でありたいと思っています。
だから、本性を出してくれたほうが、私たちとしても嬉しいです。
本性を出しすぎも困りますけどね(笑)
TOMORROW IS ANOTHER DAY.
0 件のコメント:
コメントを投稿