今日は朝から病院へ行ってきました。
そこで見た光景なのですが、、、60代くらいの患者さんが、看護師さんに説明を受けていました。
そこでの会話がこんなカンジでした。
「まずは、ここでエコーを取ってもらって、次に2階に行ってこれをもらって、そしたら・・・」
一度にいくつかの説明を受けていたので、患者さんは何度も何度も聴き返すハメに。。。
あまりにも同じことをやりとりしていたので、コントのようにも思えてしまいましたが、
説明があまりにも長く、また作業もいくつもしなければいけないので、
患者さんがどうすればいいのかが分からないのでは、と井上先生が気づきました。
たしかに、口頭での説明で、あれやこれやと言われていて、
その中に重要単語がいくつも入っていたのですよね。
例えばこんなカンジ。
第8代将軍徳川吉宗が「享保の改革」を行った後、
田沼意次がわいろ政治で「株仲間を奨励」し、
松平定信が寛政の改革を行おうとして失敗し、
水野忠邦が天保の改革を推し進めた・・・
これを一言で説明され、その説明が何度も続く・・・
そんな光景でした。
看護師さんも、患者さん用に動きのリストを作って、
○○さんは次にこれをして、終わったら私のところへ、そしたら次の指示を出します、
なんて話をしていけば、もう少しスムーズにことが進みそうな気もしましたが。。。
看護師さんはせわしなく動き、患者さんはよくわからないながらに動き、
なんとか回っているようなカンジを受けました。
でも、一度に耳に入る言葉の数って、実はそう多くないですよね。
これは、授業を教えるときの私たちにも言えますし、
私自身にも言えます。
授業前に授業の準備や事務作業をしていて、
井上先生から「コレとアレとソレの印刷をよろしく頼む」と依頼され、
それぞれ印刷をしていたのですが、最後の印刷をすっかり忘れ、念を押されることに。。。
私の記憶力が悪いのですが、複数の指示をこなすのは、
結構大変だよね、という会話を私たちでしていました。
生徒に複数の指示を出すとしたら、
「まずは100ページの問い1と問い2、次に101ページの問い4と問い5、
それが終わったら103ページの問い3と問い5をやってね」
のようなカンジでしょうか。
印を打ってあげればいいですが、病院は口頭でしたので、
問題を解きつつ、その流れを覚えておく必要があります。
そうすると、流れのほうも意識せざるをえないので、集中力が最大には発揮されないですよね。
さすがにそんな指示を出す塾はないと思いますが、
今日の病院にてそんなことを目の当たりにしたので、記事にしてみました。
説明は少しずつ、分かっているかどうか確認しつつ、行うべきですね。
私自身も、説明が長くなっていないか、教えるときに最大限気を付けていきます。
たぶん、説明は短すぎるくらいだと思いますが(笑)
TOMORROW IS ANOTHER DAY.
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